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留学・ワーホリ体験記
留学生インタビュー

留学生インタビュー/ 語学学校 > 専門学校チャイルドケア > シドニーの保育園
今回の留学生インタビューは、現在ビジネスビザでオーストラリア在住の山口浩子さん(32歳・仮名)に留学から現在に至るまでの体験をお聞きしました。浩子さんはオーストラリアで保母さんの資格を取得し、シドニーの保育園で働いています。
(以下、R:オーストラリア留学ネット、H:浩子さん)
2000年5月17日
R: こんにちは。今回はオーストラリア留学ネットのインタビューを受けていただきありがとうございます。まずはじめにうかがいたいのですが、日本では何をされていましたか?
H: 27歳までは営業のアシスタントをしていました。高校を卒業して美容師の専門学校へ行って、その後いろいろな仕事をしたのですが、主に販売とかOLをしていました。
R: オーストラリアへ留学へ来るきっかけはなんでしたか?
H: 営業アシスタントをしていたときにバブルが弾けて人員削減になったんです。それでクビになったのがきっかけでした。
R: それは大変でしたね。 でもなぜ留学をしようと思ったのですか?
 
H: 英語の勉強ですね。それと出来れば手話を勉強したかったのです。特に子供のための手話ですね。私は子供が好きですから。
R: なぜオーストラリアを選んだのですか?
H: 安全な国だと聞いていたのと、自然が豊かで少しのんびりしたかったのですね。思った通りとても住みやすくて美しい国でした。とっても気に入ったんです。
R: 英語学校はどのように見つけたのですか?
もちろん当時オーストラリア留学ネットはまだ無かったわけですが。
H: その時は日本の留学代理店に頼みました。とても高かったのですが、こんなものなのだと思っていました。今思うとずいぶん損をしたような気分ですね。無料で手続きしてくれるところがあるなんで思いもよりませんでした。 
私が手配してもらった学校はACL(Australian Centre for Langauge)という学校でした。Strathfieldにあった頃です。94年10月から英語学校へ1年間の留学で申し込んだのです。でも途中で阪神大震災があって、実家が神戸だったのですぐに帰りました。家族は無事でしたが。
R: そうですか。またまた大変でしたね。震災の時に留学されていたんですね。
そして、またオーストラリアへ戻ってきたわけですね。
H: はい。96年まで日本に居て、でもどうしても途中になってしまった留学を続けたくて戻ってきました。オーストラリアに居る友人に頼んで学校の資料を送ってもらい、学校を申し込んでもらいました。その時はBilly Blueでした。アットホームな雰囲気で良いところでした。
R: そのBilly Blueはノースシドニーにある学校ですね。
H: はい、そうです。とても家族的な雰囲気で良いところでした。その後シドニー工科大学付属のインサーチ・ランゲージ・センターへ移りました。いろんな学校で勉強したかったのと、もっとアカデミックな英語を勉強して手話のコースへ進みたかったので。インサーチではGeneral EnglishからAcademic Englishコースへと進んだのですが、とても難しくて、それに手話のコースが取れないことがわかったのです。TAFE NSWですけど。留学生を受け入れていませんでした。それで途中からビジネス英語のコースに移りました。 
R: インサーチはチャイナタウンにある学校ですね。手話のコースが無かったのは残念ですね。全部でどのくらい勉強したのですか?
H: 10ヶ月くらいです。英語を1年勉強して帰ろうと思ったのですが、でも、プラス何かをしたかったのです。
R: 予算はどのくらいで来たのですか?
H: 学費と生活費を合わせて年間200万円くらいです。働いて貯めたお金がありましたから。
R: 住むところはどうしましたか?
H: ホームステイです。最初の学校で探してもらって。それから2年4ヶ月一緒に暮らしました。もう家族のような付き合いですね。車を貸してくれたのでとても助かりましたね。
R: どんなファミリーでしたか?
H: ホストマザーとはとてもウマが合いましたね。場所も良かったし、近所の人も良かったです。近所の人がよくパーティに呼んでくれて、近所どうしでとても仲良いんです。 食事が美味しかったから、長く居れたんです。(笑)
家も立派でバルコニーからの長めは最高した。
家族はよく問題があってにぎやかでしたね。息子は無職、父親はアル中、娘は乳癌、お母さんも癌再発で手術、もう数え切れないほどいろんなことがあって、助け合ってきました。でもそれが強いキズナになったんだと思いますね。
R: スゴイですね。本当に家族の中に入ったという感じですね。
H: よく喧嘩もしましたよ。出ようと思ったときもあったけど、居てくれと言われて。今でもよく連絡を取ってます。
R: 留学の話しに戻りますが、語学学校の後はどうされたのですか?
H: Child Care のコースを取りました。子供が好きだったので。Martin Collegeという私立の専門学校です。TAFE の同じコースより早くDiplomaが取れるので。コースは Early Childhood で1年間でした。
R: どんな授業でしたか?
H: 授業が始まって3週間目から実習がありました。学校が手配してくれるデイケアセンターで週2日フルタイムで働くのです。完全なボランティアです。11週間を一つのタームとして、ターム毎に20日間実習があって、最後は1ヶ月通しの実習でした。レポート提出もあるし、もう大変でしたね。
R: 一番大変だったことは?
H: 英語ですね。それと専門用語。とにかくネイティブのオーストラリア人たちと一緒に勉強するので、授業についていくのが大変です。それに実習の課題もあるし、レポートも提出しなければならないし。実習はターム毎に違う年齢の違う幼稚園へ行くので、子供の名前を覚えることも大変ですし、それぞれの幼稚園によってやり方も違うんです。幼稚園が用意したプログラムと自分が学校の課題で用意したプログラムを同時進行させるのが大変でしたね。でもそれが今とてもプラスになっています。
それから、プレゼンテーションのときですね。ネイティブの人の前で話すのは難しいし、専門的なことを理論的に話す方法が難しいです。内容重視なので、よく勉強していることが大切でした。休みの日はいつも図書館にずっとこもっていたし、平日は自習の準備と下調べでした。
R: ::同期の人はどんな人がいましたか?
H: 私のクラスは18名でした。そのうち5人が留学生で残りはオージー(オーストラリア人)です。5人の留学生は中国人が二人、日本人が二人、韓国人が一人でした。中国人の二人はコース終了後に大学へ編入しました。日本人のもう一人と韓国人は帰国しました。オージーは5人が大学へ編入、残りはみんな仕事が見つかって就職しましたね。 私のクラスの年齢は18歳から36歳までで、いろいろ働いてから来た人もいました。
R: Diploma を取るとどうなるのですか?
H: オーストラリアで働くときの資格です。これが採用に基準になります。Child Care はたくさん分かれていて、私が取った Early Childhood の Diploma はLong Day Care センターとかプリスクールを対象とした資格です。
R: さて現在シドニーの幼稚園で働かれているわけですが、どうやって仕事を探したのですか?
H: コースが終わってから学生ビザが切れるまでに時間があったので、新聞やイエローページで探して電話をしたり、Letterを送ったりしました。レターを送るときはリファレンスと資格を証明する書類を送って、それから電話をしてアポイントメントを取るんです。ラッキーでしたね。
R: そうですね。幸運ですよね。それでどのような幼稚園なのですか?それからビザは?
H: ビザが一番大変でした。私は学生ビザしか持っていなかったので、週20時間しか働くことが出来ないし、もうすぐビザが切れてしまいそうだったので、ビジネスビザを取ってくれる幼稚園を探すしかなかったんです。その幼稚園は私を気に入ってくれてスポンサーになってくれました。それで4年間のビジネスビザを申請したんです。
今の幼稚園はインターナショナル幼稚園で、オーストラリア人、ヨーロッパ人、中国人、韓国人、日本人の子供たちがミックスされてクラスにいます。ノース地域なので日本人の子供は20%くらいですね。オーストラリア人のスタッフと一緒に組んでいるのですが、日本人の子供がどうしてもわからない時以外はすべて英語です。
R: 今、どんなところに住んでいるのですか?
H: 給料があまり良くないので、シェアに入っています。オージーとのシェアで、2ベッドルームで一人A$130ですね。幼稚園までは車で20分くらいで、とても便利です。車で通勤しているので、維持費も結構かかります。でも車があると便利なので離せません。
R: そう、車はあると便利です。特に買い物とかね。さて、こちらに住むことになって今はどんな心境ですか?
H: やりたかった手話の勉強をはじめて、とても楽しいです。デフ・エデュケーション・ネットワークというところなんですが。毎週土曜日にクラスがあります。
もともとやりたかったことだし、クラスには主婦の人や働いている人、いろんな人がいて楽しいんです。 仕事と手話の勉強でとても充実していますね。
ずっとシドニーに住みたいですね。
R: そうですか。シドニーがすっかり気に入ったようですが、最後にシドニーの良さ、オーストラリアの良さと嫌いなところを教えてください。
H: シドニーの良さは街中に緑が多くて、ビーチがきれいなこと。気軽に自然に触れることが出来ることですね。安全だし。それから、まわりに身内が居ないので年齢にとらわれずに仕事や勉強ができることです。
食べ物は美味しいし、大好きなラグビー(ユニオンのことです。)を思う存分真近で見れることですね。ラグビーは世界のトップレベルです。(注:この間はワールドカップで優勝しました) 嫌いなところは、オージーの時間にルーズで計算に弱いところ。テレビが面白くないこと、天気が変わりやすい、でもシドニーの夏の夜は好きですね。
R: 浩子さん、ありがとうございました。これからもがんばってください。
H: 注) 最後に夏の夜の件ですが、こちらはほとんど熱帯夜というものがありませんね。エアコンのある家庭がめずらしいくらいです。

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