これが本当の引越し最終章です!
前回、ソファのキャンセルを申し出たKent。
「ひどいねその状況!」というKentの怒りに賛同してくれるコメントをたくさんいただきました。ありがとうございます。
そして前回の続き・・・。
「ソファーのキャンセルは100%本気かって?当たり前でしょう!!あなたナニ言ってるの?あなたの店には金輪際行きませんのでそんな心配無用です。それにね・・・・」
プツッ、ツーツーツー。
という突然の予期せぬ一方的ガチャ切り。
ソファーのキャンセルや明日配達予定の家具の確認がまだ残っている。というか、ガチャ切りはないでしょう?すぐに電話をかけなおしても、「この番号は通じません」というようなわけの分らないアナウンスが流れるばかり。
あーあー、そういうおつもりですか。
「み、店に乗り込んでやる!!」
幸いにもその店はKentのオフィスから歩いて3分。
金曜、夕方5時30分。
同僚たちに鼻息荒く「行ってくる!!」と一言残し猛ダッシュ。だって時間が時間なので鼻先でドア閉められるかも、なんて想像していたから・・・。
猛ダッシュしたせいでKentの息は上がりっぱなし。
店の入り口ですぐに担当してくれた女性店員発見!!しかし接客中なので、息を整えながら待っていると、Mgrらしき男性スタッフ発見。こうなったら誰でもいい。この状況説明してどうにかしてもらわないと・・・。
「ゼーゼー。あのー、説明します。ゼーゼー。か、家具がね、届かないんですよ」
「あー、ハイハイ。状況、全部連絡入りました。私、全てストーリー把握しています。だから興奮しないでください。私、全部把握しています」
指を広げ、両手を前に突き出すポーズをするMgr。
「えっ、そうなんですか。じゃー、話は早い。この寒空、床に座って生活するのはもうゴメンです。明日別な店に行ってソファ買ってきます!キャンセルします!お金は返してください!残りの家具はぜーーんぶ明日配達すること!」
「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、本当にスミマセン。色のリクエストされたものですから、現在中国で作っているんですよ」
「色のリクエスト?そんなものしてませんよ。ホラ、今そこにあるサンプル。あれとまるで同じものをと指差して買ったんです、今アソコに立っているあの女性に!」
「えっ?あのサンプルと同じ色のソファですか?本当に?あれならストック2つありますよ」
「へっ?」
「スミマセン、どうやら最初の段階でミスがあったようです。おそらく買われたときにスタッフがオーダーミスしたんですね。明日、配達できますよ。よかったですね」
その場でヘナヘナと腰をおろしそうになるKent。
この1週間、そしてあの電話のやり取りは一体なんだったのだろう。すべてはオーダーミスで始まったこの話。「よかったですね」で済まされてしまった・・・。
しかし、よくよく考えたら、このMgr、Kentを待ち構えていたのかも知れません。オペレーションセンターのスタッフが店舗に連絡を入れていたのでしょう。
「今、パニック+激高したジャパニーズが店舗に行くかもしれないからあとはよろしく」って(笑)。
翌日、家具は届きました。無事に届いたかって?いやいや、とんでもない。
ソファはさすがに他の家具と別便で届きましたが、なんとあれだけの重さがあるソファをドライバー一人だけが運んできたので、意地悪心に火がついたKentは、
「コレ、お一人で運ぶつもりですか?このアパート、エレベーターないって事前にきちんと伝えていますよね。ウチ、トップフロアーですよ」
のKentの問いに、「お客さんに手伝ってもらえるって聞いているので・・・」だって。ちなみにデリバリーFeeA$65はきちんとお支払いしています。はいはい、手伝いましょう。
汗水たらし、15分かけて二人で運んだことは言うまでもありません。
最初から最後までこの家具屋にはやられました。
でも、日本以外の英語圏の国では似たようなもでなのでしょう。もしくは本当にこの家具屋だけがひどいのか(笑)。もうね、笑うことにしました。実は家具自体はすごく気に入っているのです。カチンと来ることは多々ありましたが、言いたいことは言って最終的には家具が届きましたので良しとしましょう。
この全てのストーリーを在豪10年の美容師さんに聞いてもらったところ、「Kentさん、甘い甘い。この国、それくらい当たり前だから。私なんか買った電子ピアノ、配達の途中で失くされましたから。はははは!」と、豪快に笑っていました。
そうですね、今となっては笑い話です。今後パーティーや食事会などではじめて会う人にはこの話して話題のネタにしましょう。
「サービス」に関してはやはり日本が一番。だからそれと同様のクオリティーを求めても無理がある。だから何か起こってもカリカリせずに、主張するべきところは主張し、冷静にどうすればこの問題を解決するのか「考える」ことを学びました。物理的に無いものを出せといってもマジシャンじゃないから無理なんですよね。
【アドバイス】
家具などデリバリーが必要なモノを買う場合には、自分の希望日にそれが届くのかどうかきちんと確認して、OKであれば買いましょう。その確認が取れるまで買ってはなりません。ただし、今回のようにショップのシステム自体に不都合があったり、担当してくれた人がオーダーミスする可能性もありますので、受け取った伝票の品番、色はその場で要チェック!自分ではどうすることもできない不可抗力的なミスは、それが発覚した時にきちんと自分の意見を主張すること。だから英語力は必要ですよね・・・。Kentも電話でのクレーム、交渉はまだまだ慣れません。でもつたない英語でも一生懸命伝えれば相手には伝わります。英語ができる人が周囲にいればお願いするのも良いですが、できるだけ自分の意見として自分でしっかり伝えましょう。後になってみると、とてもいい勉強になります。
あとは、この寒さだけなんとかなれば、いい部屋になるんだけどな・・・。
引越し騒動、完