突然ですが、よく「言葉は生き物」といわれますよね。その時代時代で少しずつ日本語も変化し、今や「ら抜き言葉」だって認められつつある時代です(「今日はワールドカップが観(ら)れない」が、ら抜き言葉)。日本語が変化していく流れは誰にも止められませんし、変化していくこと自体は決して悪いこととは思いません。
もう時効だから言いますが、実はこのブログを始める時、最低限の決まり事として、次のことに注意して書きましょうというものがありました。今となってはなんだか笑えますが・・・。
Kentは歳が食いすぎている。正体を隠すんだ。
年齢、性別、その他の正体を隠すことでミステリアス感をかもし出そう。
さもないとお客様が読んでくれない。
内容は自由奔放に書いてよし。
ブログは初めてだし、長いものには巻かれるタイプのKentは本社の指示を忠実に守る努力を惜しまず実行したのでした。がしかし、自分の正体を隠すのって本当に難しい。自由奔放に書くとどうしても素の自分が顔を出す。言葉ってその人の「人となり」を表すでしょう?例えば
「昨日、ザキンでヒーコー飲んで映画館でフラッシュダンスを観たよ」
(訳:昨日、銀座でコーヒーを飲んで映画館で映画を観ました(映画のタイトルはともかくとして)
なんて書けば、ちょっと例はひどかったですが、なんだか業界かぶれしたバブリーな昭和に青春を送った40代、って何となく気付くでしょう(ホントか?)。ブログを書き重ねるうちに、本社から「Kentさー、古いんだよ使う単語が。昭和なんだよ何となく」と冷たいが結構鋭い感想が寄せられたのでした。「無理だ!正体隠すのは!」と、最初の決まり事は何となくうやむやにして、今は正体を明かしてそれこそ自由に書かせていただいています。
先日、ある方のブログを読んでいると、ナルシストのことを、我ら40代は「ナルちゃん」「ナル」などと呼んでいましたが、これが20代になると「ナルシィ」、そして10代になると小さいイが抜けて「ナルシ」と呼ぶそうです。へー、年代で単語が変化するのって面白いなって思いました。そしてこれは地域性もあるのでしょうが、「ケイドロ」ってご存知ですか?警察と泥棒に分かれて鬼ごっこするアレです。Kentが育った東京の葛飾区では「悪漢探偵」って呼んでいましたが、一部のところでは「ケイドロ」、そして今の子供たちは「ドロケイ」と呼ぶのだそうです。ちなみに大阪では「探偵」だけで、「悪漢」はどこかに置き忘れてしまったようです。
面白いですね、言葉って。英語も時代とともに使われなく単語もあるのだそうです。20年前にイギリスで英語の勉強をしていた時分、よくホストマザーは何かというと「Oh Dear」を繰り返し、チョット舌打ちしたいときは、これがお行儀のよい舌打ちの仕方よと「Sugar!」とよく言っていました。そう、今で言う「オーマイガッ!」「●ット」などの代わりに「Sugar!」でございます。
先日、弊社のオージースタッフがオージーの応募者に面接をしていたところ、「I used to work for...」と言うのを「アイ ユーストゥントゥ ワーク フォー・・・」と発音するオージーがいたということで、「アレは一体何語??」と摩訶不思議な顔をしていました。よくよく調べると、昔の言い方で今はもう言われなくなった発音の仕方だそうです。ちなみに弊社のオージースタッフは20代。「ユーストゥントゥ」も「Sugar!」も、もう使われない過去の英語です。
というように、言葉の変化がチョット面白いと思った今日この頃でした。

