昨日の昼休み、いつものようにオフィス近くの階段に座ってボーッとしていたら、パキスタン or インド人と思われる、おじさんのような若い学生のような、なんとも形容のしがたい男性と目が合った。パッと見フレンドリーで、ほんのり笑っているような顔に、目が合った瞬間何か目を離してはいけないような感覚に陥り、Kentに近づいてくる間しばし睨めっこ状態・・・。そして、目の前に立ちはだかり何とも自然にこう言うではありませんか。
(Kent訳)
「あっれー、額に3本のしわがあるね~。私の国では恵比寿顔の典型あるよ」
(きついインド訛りの英語でも、Kentの頭の中ではなぜかこう聞こえるから不思議・・・)
「あなた、ものすごく運いいね!」
「本当は4本あって、真ん中に薄く縦じわもあるとパーフェクト!!でもあなた、3本で十分」
「あなた、私にはブッダに見えるね。スゴイ!!!」
ひえーーーーー!!マジかい?!(つーか、この時点でKentもう敗北)
そして、そのとっつぁん坊やはまくし立てた。
「あなた、今仕事で悩みあるね。でも大丈夫、来年から急上昇するから」
などと、占いチックなこともクチにし始めるとっつぁん。
しかしKent、すでにこの時点で一言も聞き逃すまいと全身耳状態
(あっと言うまにこのとっつぁんの餌食)。
「あなた、とてもハンサム、身体つきも良く見える。でもね、あなたの健康あまり良くないあるね。気をつけなさい。」
オーッケイ!!この「あなた、ハンサム」でもう有頂天のKent。
で?で?と先を促すKent。
「あなた、本当に身体つきいいね。あなたのSex Lifeも今すごくハッピー。あなた本当に幸せ」
えっーーー、そんなこともわかるの?
(って、分るわけ無いだろ。実際当たっていないし。冷静になれKent!)。
「あなた、現世ではそこそこ長生きするね。でもね、来世は寿命ね、わかる?寿命。もっと短いよ。でも来世、もっともっとハッピーね!太く短い人生ね」
えーーーーー!!そうなの!?
「あなた結婚する人、もう会っているヨ。誰だかわかる?誰だかわかる?もう知り合ってるね」
再び、ひえーーーーー!(完全、とっつぁんの虜)
「この丸めた紙、握ってみて」と、自分の手帳の隅をちぎって丸めたものを渡された。
「あなた歳いくつ?えっ!!!若く見えるヨ、いいねいいね。あなたハンサムね」
もっと褒めてくれ
(いい加減、わかれKent!)
「歳は●●ね。兄弟は何人?いま頭に浮かんだ花の名前は?」
と、その質問に答えた数字と花の名前を自分のノートに書き記した。
やにやら呪文のような、お経のようなものを唱え出すとっつぁん。
「アブラカタブラ、テクマクマヤコン」
「さぁー、手のひらの紙を開げるね」
そこには、Kentが今言った自分の年齢、兄弟の数、花の名前がその通りに書かれていたのであった。
ひえーーーーーーー!!
とはならずに、この時点でコイツ、おかしい・・・。と、ようやく目が覚めるKent。
だって、コレ手品であって、占いでも宗教でも予言でもなんでもないし、そもそもコレは一体何?(遅いぞ、Kent!)
「ホラね、言ったとおりでしょう?」
「私、すごく修行した。たくさん、たくさん修行した」
「この黒い石、お財布に入れておくね。幸せの黒い石」
でたーーーーーっ!!正体見たり!!
(初めから怪しでしょ、Kentさん)
「はい、この紙の上にお布施お願い」
まー、考えてみればチョットうれしい事も言ってくれたし、なんとなく身に覚えのあるようなことも言っていたし、手相も見てくれた。初めから正体見せないから腹は立つけど、コインくらい置いておこうと思い、A$2コインを差し出すKent。
「ノー、ノー。私のこと、リスペクトしてくださいね。最低A$15ね」
ここで、Kent切れる。
「なにがリスペクトだ。そもそも、いきなり近づいて来て正体見せずに勝手にペラペラしゃべり倒して、挙句の果てにはリスペクトしろ?A$15以上?コレで十分でしょう?幸せの黒い石も返します!」
とA$2コインを無理矢理握らせて立ち去るKent・・・。
マヌケなKentあるね。シドニーには、こんなに分りやすい詐欺師もおります。
途中、ノリノリになる人もココに約1名おりますが・・・。
皆さん、気をつけましょう。
これが、握らされた紙。どうでもいい写真でスミマセン。

