こんにちは、Kentです。これまでこのブログでは、コーヒーフェスティバル、ワインフェスティバル、アートとヌードルのイベント、イタリアンフェスティバルなどなど、様々なシドニーのイベントを紹介してきたけれど、今回紹介するイベントが一番賑やかなイベントであることはまず間違いないでしょう。
その名も「Mardi Gras(マルディグラ)」!!最近ではご存知の方も多いかもしれませんね。毎年2月~3月にかけて行われる「ゲイ・レズビアンのためのお祭り」です。このマルディグラは、約1ヶ月間に渡りシドニーのあちこちで映画、アート展、演劇などゲイに関する様々なイベントが行われており、そのファイナルを飾るのが「Mardi Grasパレード」。
去年はこのパレードも30周年を迎えるということで、例年よりも賑やかなパレードとなりましたが、今年は過去最大のパレードとなったようです!!
このパレードはフロートと呼ばれる山車(ダシ)を派手に飾りつけ、それに乗っかったドラッグクイーンや、その周辺で踊りまくるゲイ、レズビアンが1チームとなり、なんとその参加フロートの数が約130、参加人数約1万人、そしてそれを見に来る観衆は30万人とも40万人とも言われています!!
今年のMardi Grasは、NSW州政府の資金援助を受け、NSW州公式イベントとして認められ、国を挙げてこのイベントへの参加が呼びかけられました。オーストラリアってスゴイよね・・・。州の正式ベントになっちゃうんだから。でも、これはスゴイこと。移民国家であるだけに、昔から異文化を受け入れてきたオーストラリアだからなのでしょうか、とかく差別の対象になりがちなゲイ(同性愛者)というセクシャリティーに対しても寛容な懐の深さを感じます。
このパレードを見ていて「さ、さすがオーストラリア」と思うのは、参加フロートの中には、このイベントの協賛にもなっているANZ銀行やWestpack銀行など、日本で言うみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行などに相当する大手銀行のフロートや、消防署員、警察官、救急隊員、シドニー市役所職員などの公務員のフロートも堂々と登場してきます。もちろん全員ゲイ、レズビアン。また、これらのフロートは毎年ひときわ大きな声援を受けて行進しています。
さてこのパレード、当日のシドニー市内では様々な格好をした人に出会います。これはゲイのお祭りですが、ゲイだけのものではなく、ストレート(異性愛者)の老若男女もここぞとばかりに奇抜なファッションに身を包んでこのお祭を楽しみます。まー、特にゲイの男性は半分裸とか、下着姿の集団とか、レザーでバッチリ決め込んだチョット強面の人とか、とにかくこの日だけは何でもアリアリ。パレードは19:30くらいにスタートするのですが、1時間前に来てもパレードのメインストリートは既にこの調子・・・(↓)。
このパレードを良い場所で見たければ、午後の2時位から行かないと場所の確保はできません。ちなみにKentはこの日、仕事関連の方が俳優もしていて、その方の打ち上げパーティーにお呼ばれしていたのでパレードはパス(だからフロートの写真はないのです。スミマセン!!)。その友人宅に行くには、このメインストリートを渡らなくてはならなくて、行けども行けどもこのストリートを渡ることができず、通常なら歩いて15分でいけるその方の家も40分かかって辿り着き、もう汗だく・・・。
このパレードの後は、アフターマルディグラと言って、参加費A$180くらい(?)を支払ってパーティー券を購入し、Fox Studioという大きな映画制作のスタジオで大パーティーが行われます。今年は誰が来たのか分らないけど、去年はシンディーローパーが来て、自分の妹がゲイであることを告白し、「True Colors」歌ったらしいですよ。「自分が自分らしくあることはとても自然なことだよ」と静かに諭すこの歌は、パーティー参加者をどれだけ勇気付けたことだろうか。
友人のパーティーが終わった頃にはパレードも終了しており、Kentは友人と減った小腹を満たすためにこのメインストリートを歩いていたんだけど、パレード終了後はこの有様(↓)・・・。いくらお祭りでもこのマナーの悪さはチョットね・・・。でも翌朝にはキレイになっているんですよ。
さて、約1ヶ月に渡って行われたマルディグラも終わりを告げると、シドニーには秋が訪れます。気が付けば今年のパレードは過去最大となり、世界各国から集まったゲイ、レズビアンの方たちも自分の国へと帰って行きました。
シドニーに来てビックリするのが、何度も言ってきたことではあるけれど、このマルチカルチャーな風土、他人に迷惑をかけないことであればどんな趣味・趣向を持つ人でも受け入れようとする寛容さ。そんな懐の深さはおそらくここシドニーが一番なのではないでしょうか?決して100%ではないだろうけれど、自分のセクシュアリティーを隠すことにエネルギーを使わない、使う必要がないというこの風土こそがその表れなのではないでしょうか。
シドニーに来たらこのMardi Gras絶対に見逃さないでくださいね。

