皆さんこんにちは、Kentです。
突然ですが、このブログはシドニーという都市を、留学カウンセラー(Kentのことね)、もしくは普通の一般人(これもKentのことね)の目線に立って、できるだけリアルに紹介したいというコンセプトで始めました。だから、自慢じゃないけどこれまで「留学」をネタにしたものは皆無・・・。それにさ、留学をネタにした留学エージェントがやっているブログなんてごまんとあるし、そんなのばっかりじゃつまらないじゃん、というのもひとつ。でも今日は、はじめて真面目にチョットだけお話をしてみたいと思います・・・。
先日、某大手留学エージェントが倒産しました。もう名前は聞いているよね、「Gateway 21」。負債総額12億9,000万円、お客様から受け取った留学総費用9億5,000万円。Kentもこう見えてこの業界は12年です。東京で10年、シドニーで2年半。良くも悪くもこの留学業界の変貌を見てきたけれど、このようなことが起こるのは本当に残念。そうとしか言いようがないのが正直な気持ちです。
この会社は1997年に設立され、急成長した留学エージェントであっという間に「大手」と呼ばれるようにまでなりました。いわゆる夜討ち朝駆け的な強引な勧誘、強気の経営方針は業界内でも有名で、それをあからさまに「嫌い」だと言い切る同業者もいるし、そんな強引さに根負けして高い代行料を支払う側にも責任があると、顧客側を責める名もない無責任な声もカキコミには多数あります。どんなビジネスをしようとも、ある程度の積極的経営方針は必要だろうし、夜討ち朝駆けも本当に必要であればそれもまたその会社のポリシー。それを他社が批判し、倒産したから「それみたことか」と舌を出すことは美しいことではないと思う。また、もっと醜いことは、この事件をダシに、「うちはそんなことはしてませんよ」「うちは安心してくださいね」と、ここぞとばかりに「ウチだけは違う」と畳み込むように公にアピールすること。ましてや被害者の方々を責めるのはお門違いも甚だしい。
この業界は、お申込と商品渡しの時期にギャップがあるから、お金があるからといって使っていたら自転車操業に陥りやすくなる。身の丈にあった経営戦略がいつもいいとは限らないけど、お金の計算は大事でしょう?きちんとまっとうなビジネスをしていれば、わざわざアピールなんてしなくてもお客様はついてきてくれるとKentは思う。
ある留学エージェントの代表者が、この倒産のニュースが流れた直後に「ウチは大丈夫です!」「このようなことになって怒りを覚えます!」「信頼できるエージェントもあるんです。それがウチです!」と、すかさずご自身のブログで声高らかにアピールしていましたし、あるエージェントは、「現地被害者の皆さんを救済します。ホームステイ手配料を無料にしますから申し込んでください!!」と、救済措置という名の営業活動を打ち立てているところもありました。本当に現地被害者の皆さんはホームステイが必要なのでしょうか?もちろん、支払われていると思ったホームステイ代が払われていなくて、いきなり放り出される方もいらっしゃるかもしれませんが、被害にあわれた皆様は、支払った授業料やホームステイ代を返金してもらうということが本当の救済になるのではないでしょうか?ここ2日間、Kentも同業者として一体何ができるのだろうと考えています。オーストラリア留学ネットのオフィスを開放する。本来収入となる独自開発のホームステイ手配料を無料にするなど、他のエージェントが行っていることをやってみるっていうことも考えましたが、よく考えてみると、それは本当の意味での救済にはなっていないのではと思ってしまうのです。どうすればお金が戻ってくるのか?被害者の方々の関心はそこです。

