
オーストラリアに学生ビザやワーキングホリデーで長期間滞在する場合、オーストラリア到着後に銀行口座を開いて、お金を管理する方法をおすすめしています。ただ、海外送金に慣れていない場合や送金する金額が多いほど、送金方法に不安を感じるものです。ここでは、どうやってオーストラリアに送金するのかを案内します。
海外送金とは?
個人が行う海外送金とは、日本の銀行からオーストラリアの銀行口座へお金を送金する銀行間の送金のことを指しています。日本で行なわれている日本の銀行から日本の銀行への「振り込み」と考え方は同じですが、海外の銀行へお金を送るために手続きの方法が少し複雑です。原則として、銀行の外国為替コーナーで手続きをしなければならないので、銀行の営業時間内に必要な書類を持って出向く必要があります。
海外送金を受付けている銀行
最近では、大手都市銀行以外でも海外送金を受け付けている銀行は増えています。日本で銀行口座を持っている銀行に、外国為替を取り扱っているかまずは聞いてみましょう。一般的には、大手都市銀行の方が送金にかかる日数が短いようです。
海外送金に必要な情報
海外送金を行う場合、以下の情報が必要となります。情報が間違っていたり不足していたりする場合は、海外送金の遅れの原因となりますので、必ず紙に書いたものを持参しましょう。日本の家族へ送金をお願いする場合は、家族の人が銀行に行って英語で記入をしなければならないので、Eメールや手紙、FAXなどでしっかりとお知らせください。
- 送金金額
- 送金先の銀行情報
銀行名、支店名、銀行口座番号、住所、電話番号、SWIFTコード、支店番号 - 受取人の情報
口座名(受取人の氏名)、(銀行に登録した)オーストラリアの住所、電話番号
為替レート
新聞やテレビで報道されているように、為替レートは毎日変動しています。日本からオーストラリアへ送金する場合、できるだけ円高の時に送金手続きをした方が有利ですが、為替レートはいつどのように変動するかを事前に予測することができません。
送金をする場合の為替レートで注意が必要になるのが、新聞などで報道されているレートは実際の送金レートと異なるという点です。個人で外貨を購入する場合、各銀行が定めたレートで計算をされます。このレートには手数料が含まれており、大手都市銀行のホームページでは毎日レートを発表していますのでそれを参考にしてください。
一般的に、日本円からオーストラリアドルへの換算する場合、TTS(対顧客電信売相場)、T/C(トラベラーズチェック)、CASH(現金)の3種類のレートがそれぞれ設定されています。どのような種類で外貨を購入するかによって、銀行の手数料が異なるためです。
海外の銀行口座へ送金する場合のレートはTTS(対顧客電信売相場)と呼ばれるもので、基本的にT/C(トラベラーズチェック)と同じレートが適用されていることが多いようです。最も高いレートはCASH(現金)で、海外送金(TTS)やトラベラーズチェック(T/C)のレートに比べて換金率が悪いということが、多額の現金を日本から持っていかないほうがいいという大きな理由です。
例えば、1万円を両替した場合
| 海外送金 | : | TTSレート/1ドル=100円の場合 | 両替金額:100ドル |
| トラベラーズチェック | : | T/Cレート/1ドル=100円の場合 | 両替金額:100ドル |
| 現金 | : | CASHレート/1ドル=107円の場合 | 両替金額:93.45ドル |
銀行送金手数料
海外送金をする場合、銀行に支払う手数料がかかります。この手数料は日本の銀行が請求するものと、受け取るオーストラリアの銀行が請求するものがあり、通常は両方で5,000円前後が平均的な金額です。日本の家族から留学生本人の口座へ送金をする場合は、オーストラリアの銀行手数料は日本で調べる必要はないかもしれませんが、学校など請求金額が確定している場合は必ずオーストラリアの銀行手数料をプラスして送金手続きを行ってください。たとえ1ドルでも不足している場合は学校より追加請求をされますので、送金手数料が2重にかかってしまいます。
海外送金にかかる時間
日本の銀行からオーストラリアの銀行へ送金手続きをした場合、その入金をオーストラリアで確認できるまでにかかる時間は、都市銀行で3〜5日、地方銀行で1週間程度です。
送金手続きを行なうと銀行から明細控えを受け取りますので、入金が確認されるまで大切に保管しておきましょう。控えには送金受付日、送金先の情報、金額等の詳細が明記されており、これが領収証の代わりとなります。また、万が一、入金の確認ができない場合に送金手続きをした銀行に追跡調査を依頼する際に、この控えが必要になります。
学校への送金する場合の注意点
オーストラリアの学校へ直接送金をする場合、学校側が入金を確認するまでにかなり時間がかかります。実際に日本の銀行からオーストラリアの銀行に送金される日数は1週間程度ですが、各学校の口座には世界各国の留学生から次々と入金があり、特に大学やTAFEなどは数千人の学生の授業料を1つの銀行口座で管理していることから、その確認作業に数週間かかるということもめずらしくはありません。そのため、支払い期日までには十分余裕を持って送金手続きを行うようにしましょう。


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