
オーストラリアに長期間の滞在を予定している人ほど、荷物の準備に頭を悩ませます。準備のコツは到着後1〜2週間分をセットにした下着や洋服を先につめて、あとは空いているスペースに必要な荷物を追加すること。シャンプーなどの消耗品や生活雑貨は到着後すぐに購入できるので、とりあえず2〜3日分だけを持っていけばOK。その他の荷物は、オーストラリア到着後に滞在先が落ち着いてから、日本の家族に送ってもらうように荷造りをしておきましょう。
荷物の準備
出発当日は忘れ物がないように、まずは最低限の荷物をチェックしてみましょう。
| 品目 | 重要度 | 備考 |
| パスポート(旅券) | ◎ | パスポートのコピーを控として取っておきましょう。 |
| 入国ビザ(査証) | ◎ | 学生ビザ、ワーキングホリデービザ、ETAなど。 |
| 航空券/Eチケット | ◎ | 発着時間と便名に変更がないか確認を忘れずに。 |
| 海外傷害保険証券 | ◎ | 万が一の時のために、日本語の相談窓口を事前にチェック。 |
| 入学許可証(CoE) | ◎ | 入学許可証のコピーを控として取っておきましょう。 |
| 学校や滞在先の書類 | ◎ | 滞在先の住所や学校からの書類など。 |
| トラベラーズチェック | ◎ | 1ヵ所のみサインをして、控は別に管理すること。 |
| 現金 | ◎ | オーストラリアドルがあると、到着後すぐに使えます。 |
| クレジットカード | ◎ | 身分証明書にもなります。 |
| 常備薬 | ◎ | 自分に合った薬を持っていきましょう。 |
| 洗面用具 | ◎ | 歯ブラシ・タオル・携帯シャンプーなど、すぐに使うものを。 |
| 衣類・下着・靴 | ◎ | 1〜2週間分をセットにして、準備しましょう。 |
| 電源プラグアダプター | ◎ | 日本の電気製品を利用する場合に役立ちます。 |
| 各種証明書 | ○ | 国際免許証・国際学生証など。 |
| めがね・コンタクト | ○ | 予備があると便利 |
| ガイドブック | ○ | 現地情報を事前に調べておきましょう。 |
| 辞書(電子辞書) | ○ | ホストファミリーとのコミュニケーションに大活躍 |
| カメラ(デジタルカメラ) | ○ | 留学の思い出や記念撮影、ブログ更新に。 |
| ノートブックパソコン | △ | 自分のパソコンがあると何かと便利。 |
| MD・CDプレーヤー | △ | 日本の音楽が聞きたくなる時もあります。 |
| 変圧器 | △ | 電圧の違う日本の電化製品を利用する場合は必須。 |
| 証明写真 | △ | 到着後にIDカードを作る時にあると便利。 |
| 生活用品 | △ | 爪きり、耳掻き、髭剃り、裁縫セットなど。 |
| 化粧品 | △ | 普段から使い慣れた肌に合ったものを準備。 |
ノートパソコンを持っていく
留学やワーキングホリデーで長期間オーストラリアに滞在するなら、日本からノートパソコンを持っていくと何かと便利です。日本の情報をインターネットで入手したり、ブログをアップしたり、学校の宿題に使ったりする機会が多いでしょう。また、ノートパソコンをこれから購入する場合は、万が一の故障も考えて国際保証の付いたパソコンを購入すると安心です。
インターネットを利用するときのルール
オーストラリアでは、日本語利用可能なパソコンのあるインターネットカフェや学校が数多くあり、最近では自分のノートパソコンを持ち込んでインターネットをつなげる学校もあります。ただ、ホームステイなどのオーストラリアの一般家庭では、日本と違いまだまだADSL接続は少なくダイヤルアップ接続が主流です。そのため、ホームステイやフラットシェアでインターネットを利用する場合は、ホストファミリーやシェアメイトと時間帯や料金の支払いについて事前に話し合い、最低限のルールを決めてマナーを守ることが大切です。インターネットのプロバイダー
日本のプロバイダーの中には世界各地にアクセスポイントがあり、移動先のアクセスポイントの電話番号につなぐと市内通話で接続できるところがあります。支払いは日本ですから、ダイヤルアップ接続の場合はこのようなプロバイダーへ出発前に申し込みをしておくと便利です。ただ、オーストラリアにもインターネットのプロバイダーが数多くあり、到着後に新規で契約することも可能です。支払いはクレジットカードのため、出発前にクレジットカードを用意しておきましょう。ただし、手続きはすべて英語となり、解約手続きは電話でしか受け付けていないプロバイダーもあります。また最近ではワイヤレスADSLが人気です。ワイヤレスADSLは電話回線を使わず、カバーしている地域であればどこへ行ってもワイヤレス(モデムかPCカードで受信)で使用することができます。例としてシドニーの場合は、市内および周辺の主要住宅地域をカバーしており、同じ会社がサービスを提供していれば他の都市へ移動した場合でも使用することが可能です。
電圧
日本から持っていくノートパソコンは、基本的にオーストラリアで使用できます。ただし、オーストラリアは日本と電圧が違い240Vなので、パソコンがそれに対応しているかどうかを取扱説明書やメーカーへ確認する必要があります。もしも電圧が対応していない場合は変圧器が必要になりますが、変圧器は日本で購入した方が無難です。パソコンの接続端子(モジュラーケーブル)
日本のノートパソコンを電話に接続する場合の端子ですが、オーストラリアの一般家庭の電話回線からパソコン本体につなぐパソコン側の先端部分の形状は日本と同じです。しかしケーブルの電話回線側の先端部分が違う場合もありますので、必要に応じてオーストラリアで電話用のケーブルや変換アダプタを購入してください。その他に必要なもの
自分のノートパソコンに海外対応モデムが内蔵されているか、ワイヤレス機能に対応しているかを事前に調べておくことも必要です。ワイヤレスに対応していなければ、出発前に無線LANカードやUSBを購入しておきましょう。また、念には念を入れて、モデムセーバーを購入しておくと安心でしょう。そして、他の電気製品と同時にパソコンを使う可能性がある場合は、電源プラグアダプターを2つ準備しておきましょう。飛行機の荷物制限
オーストラリアに持ち込める荷物は20kg(エコノミークラス)と手荷物のみです。重量をオーバーするとチェックインの際に超過料金を請求されますので、準備の段階から重さには気をつけましょう。すぐに必要な生活用品以外は出発前に荷造りだけしておいて、後から日本の家族に送ってもらうことをおすすめします。また、セキュリティのため、機内に持ち込む手荷物の中にナイフやハサミなどを入れることはできませんので、スーツケースの中へ入れるようにしてください。ノートパソコンを持っていく場合は、機内持ち込み荷物となります。ただし、空港でのセキュリティチェックで本体を見せたり、電源を入れるように指示されることがありますので、取り出しやすい場所に入れておきましょう。
食品・植物の持ち込み制限
オーストラリアは、国内の動植物や国民の健康環境保護のため入国の際の検疫検査が大変厳しい国です。食品・植物などは持ち込めないものもありますので、十分に注意してください。また、食品・植物などの検疫を対象とするものを所持している場合は、入国用乗客カードに申告しましょう。すべての荷物がX線検査の対象になりますので、虚偽の申告をした場合はA$220以上の罰金を科されたり、起訴、あるいは処罰を受ける場合もあります。申告しなければならないもの(申告して許可されれば、持ち込むことができます。)
食品
動物製品
植物やその一部を使った品物
その他の物品
- 調理済および生の食品と材料
- 乾燥および生の魚や魚介類で、寿司および魚卵を含む
- 乾燥および保存果物、梅干し(販売用に製造され包装されたものであること)
- 乾燥および保存野菜で、漬物や茸類を含む
- インスタントヌードルを含む麺類やご飯類
- 生や乾燥した海藻、葉、その他の植物で巻かれた食品
- ソース、ドレッシング、調味料
- 機内食を含むレトルト食品等の加工食品
- ハーブとスパイス
- 漢方薬、伝統薬、治療薬、トニック、ハーブティー
- スナック類
- ビスケット、ケーキ、菓子類
- 紅茶、コーヒー、ミロやその他の乳性飲料
動物製品
- 羽、骨、角、牙(清潔で細胞組織が付着していないこと)
- 皮、獣皮、毛皮(太鼓や楯を含め、生皮は処理が施されていない限りは持込み禁止)
- 羊毛や獣毛(原毛、紡ぎ糸、工芸品を含む)
- はく製の動物および鳥類(一部の品種については絶滅危惧野生生物法により、持込みが禁止されている場合あり)
- ジュエリーや土産品を含む貝殻類、サンゴ礁については絶滅危惧野生生物法により持込み禁止
- 蜂蜜、ハニーコム、ローヤルゼリー、ビーワックス等の蜜蜂製品、ポレン(花粉)は持込み禁止
- 獣医用器具や薬品、羊毛刈りや食肉処理用器具、サドルその他馬具、動物用カゴ、鳥カゴ等の動物関連用具で使用済の物
- ペットフードやペット用おやつ、生皮でできた犬用咀嚼製品を含む、魚の餌は持込み禁止
植物やその一部を使った品物
- 塗料の塗ってある物や漆製品を含む木製品や彫り物(樹皮は持込み禁止のため、没収ないしは処理を要します)
- 植物でできた芸術品、工芸品、骨董品
- 植物でできたマット、バッグ、その他製品、ヤシの葉でできた物も含む(バナナの葉でできた製品は持込み禁止)
- 麦わらを用いた製品および包装材
- 竹、籐、ラタンでできた籠や家具類
- ポプリやココナッツの殻
- 種でできているか、種の入った物品
- クリスマス用デコレーション、リース、装飾品(松ぼっくりは持込み禁止)
- ドライフラワー
- 生花やレイ(バラ、カーネーション、菊等茎からも繁殖可能な花は持込み禁止)
その他の物品
- 動物ないしは植物でできたクラフト類やホビー製品
- 使用済のスポーツ・キャンプ用具で、テント、自転車、ゴルフ用具、釣り具を含む
- 土、糞、植物の付着した履物・ハイキングブーツ
申告したものはどうなるか?
検疫の対象となるものを申告した場合には、検査を受けるために検疫官のところに行くように指示されます。ただし、大半の場合、申告したものは検査後に返却されます。もし、申告したものをオーストラリア国内に持ち込むために処理を行なう必要がある場合は、処理にかかる費用を支払うか、申告したものをオーストラリア検疫官に引き渡して破棄するか、他国に送付することもできます。(諸雑費は全て申告者が支払わなければなりません。)
処理を受ける場合、申告物品を受け取るまで数日から数週間かかる場合があります。受け取りには郵送や配達、直接取りに行くか、もしくはエージェントに依頼することも可能です。日数を過ぎても受け取りに来ない場合は、30日以内に破棄されます。
リスクが高いために持ち込みが禁じられているものを申告せずに見つかった場合、罰金を科せられたり、起訴される場合もありますのでご注意ください。
持ち込んではいけないもの(持込み禁止品目のため、没収または破棄処理をされます。)
以下のものは持込みが禁止されており、オーストラリア検疫検査局(AQIS)により没収され破壊処理がなされます。または、空港の検疫用ゴミ箱に自分で捨てることもできます。
卵と卵製品, 乳製品
缶詰め以外の肉製品
生きた動物
生きた植物
種子やナッツ類
生の果物や野菜
さらに詳しい最新情報は、オーストラリア検疫検査局(AQIS)の情報ページ(日本語)で確認してください。- 卵そのもの、乾燥・顆粒状の卵、卵を用いた製品全てで、マヨネーズ、親子丼、卵粥、中華丼、生のラーメンやエッグヌードル、乾燥卵入り麺、卵入りカップヌードル、卵入りご飯・スープ調味料類を含む
- クリームまたはミルクを含んだソース類、スープ、食品等全ての乳製品で、マカロニ、ムサカ、チャウダー、ヨーグルトドリンク、顆粒ココアドリンク、カルピス、チーズスティック(ただし特定の口蹄疫未発生国産のものは除く)
- 材料の10%以上が乳製品である食品で、乾燥食品を含む。
- 同伴乳児用の粉ミルクやニュージーランド産の乳製品は持込みが許可されている
缶詰め以外の肉製品
- 全ての種類の動物の肉/生、乾燥、冷凍、調理済、薫製、塩漬け、保存肉でサラミ、ソーセージ、ラードを含む
- 鶏釜飯の素、麻婆豆腐(鶏肉)
- チャーハンの素、魚肉ソーセージ(ラード)
- 肉入りの麺
- 中華三昧(ラード)
- とろみハオ麺(豚肉エキス、ラード)
- ペットフードは全て持込み禁止
生きた動物
- 一切の哺乳類、鳥類、鳥類の卵と巣、魚類、は虫類、両生類、昆虫
生きた植物
- 一切の鉢植え/根がむき出しの植物、盆栽、挿し木類、根、球根、球茎、根茎、茎、その他成長能力のある植物やその一部
種子やナッツ類
- 小豆、大豆、赤豆等の未調理の豆・種子類
- 米、シリアル用穀物、ポップコーン、未加熱のナッツ類、栗、松ぼっくり、粒餌、正体不明の種子類、一部の販売用種子類、果物・野菜の種子
- 種子でできた装飾品(ギフト用包装に飾りとして使われる物等)
生の果物や野菜
- リンゴ、バナナ、柑橘類、核果類等、全ての生および冷凍の果物・野菜


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