
授業料や生活費を安全に管理するため、日本からの送金やお給料などの振込先として、オーストラリアで銀行口座を持つことは、留学生やワーキングホリデーの長期滞在者にとって必要不可欠です。このページでは、オーストラリアの銀行口座の開設方法とそのシステムについて案内します。
オーストラリアの代表的な都市銀行は以下の4つです。
ANZ Bank (オーストラリアニュージーランド銀行)
Commonwealth Bank (コモンウェルス銀行)
Westpac Bank (ウェストパック銀行)
National Australia Bank (ナショナルオーストラリア銀行)
営業時間は銀行や支店によっても異なりますが、平均的な営業時間は月曜から木曜が9時半から16時まで、金曜は9時半から17時までです。
また最近では、土曜も9時から正午まで営業をする支店もあります。なお、ATMに関しては、365日24時間利用できます。
オーストラリアの銀行口座は、おおまかに以下の3種類があります。
必要書類は銀行によって異なりますが、パスポート以外にも原則としてクレジットカードなど2つ以上の身分証明書が必要になります。ここではANZ Bank(オーストラリアニュージーランド銀行)を例にとってみましょう。
| オーストラリアに入国後6週間以内 | → | パスポート、オーストラリアの住所 |
| 6週間以上経過 | → | パスポート、オーストラリアの運転免許証(※) |
銀行口座を開設後、口座番号はその場で受け取ることができます。また、ATM利用に必要なキャッシュカード(Key Card)が発行されますが、通常1〜2週間後に郵送されます。カードを受領した場合、すぐにカードの裏にサインを入れましょう。このサインは口座開設時の申し込み用紙に記入したサインと同じサインであることが必要です。また、キャッシュカード使用時に必要な暗証番号(PIN Number)は、セキュリティ上の理由からカードとは別途に送られてきます。銀行によっては、暗証番号を後から変更できるところもあります。
また、インターネットバンキングとテレフォンバンキングの申し込みをした場合にも、手続きに必要なパスワードが後日郵送されます。郵送までの時間は各銀行によって異なりますが、開設から通常1週間くらいかかるので、その間にお金を出入したい場合は銀行の窓口で直接手続きすることになります。
銀行のATMは基本的に24時間365日使用できますが、週末や夜などATMの内部にある現金が不足すると利用できなくなる場合もあります。ATMで1日引き出せる限度額が決まっており、一般的には1,000ドルまでです。それ以上の金額の場合は、銀行の窓口で直接引き出すことになります。また、手数料なしで引き出せる回数が各銀行や口座の種類によって決まっていますので、計画的にお金の管理をしましょう。
WITHDREW (引き出し)
DEPOSIT (入金)
ACCOUNT BALANCE (残高照会)
TRANFER (ご自分のカードに登録されている口座間の振替)
操作方法は日本のATMとよく似ています。ただ、人通りの多い場所にあることが多いので、周りに注意しながら多額の現金を引き出すのは控えましょう。
- キャッシュカードを入れる
- PIN(暗証番号)を入力してEnterを押す
- 金額を選ぶ
$20、$60、$100以外の金額、表示されていない金額を選ぶときは“other”のボタンを押して、金額を数字で入力する。1日のカード利用限度額は$1000が基本。ATMで引き出せる紙幣は20ドル紙幣以上のみ。ドル単位で表示するATMと、セント単位まで表示するATMがあるので桁数に注意。 - 口座(通常はSaving)を選ぶ
- レシート有無を選ぶ(レシートを受け取るためには“Y”または“yes”を選択)
- お金を受け取る
- 現金、レシート、カードを受け取る
- 3回暗証番号を間違えると、キャッシュカードがATMに回収されます。
- キャッシュカードをATMに回収されてしまったら、銀行へ速やかに連絡してください。
- ATMで入金(DEPOSIT)を行う時は、ATMから出てくる封筒を使ってください。封筒が出てこないときは、操作をキャンセルして窓口を利用してください。ATMに現金をそのまま入れると、ATMが故障したり現金が紛失する可能性があります。
- お金が出てこない、金額が間違っているなどのトラブルにあったら、すぐにレシートを持って銀行へ連絡してください。
EFTPOSとは日本のデビッドカードによく似たシステムで、銀行のキャッシュカードで直接銀行口座から引き落としができ、希望があれば支払いと同時に現金の引き出しできるシステムです。大きなスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、デパートなどEFTPOSのロゴステッカーが貼ってあるお店で利用できます。利用手順は、店員にカードを渡し、専用キーパッドに口座の種類や暗証番号を打ち込むだけです。現金を引き出したい場合は、店員に金額を告げれば支払い金額を打ち込んでくれます。
電話代や公共料金などを“BPAY”のロゴの入っている請求書であれば、銀行口座やクレジットカードから支払いができるシステムです。郵便局の窓口、電話、またはインターネットを利用して支払いができます。
BPAYに関する詳しい情報はBPAYのホームページで確認できます。オーストラリアの銀行口座に関する、よくある質問です。
セキュリティコード(Security Code)とは何ですか?
本人確認のための秘密の合言葉で、口座開設時に決定します。身元の確認のために銀行から聞かれることもありますが、PIN(暗証番号)とは異なりますので注意してください。
通帳(Passbook)はありませんか?
オーストラリアの銀行では、一般の口座には通帳がありません。その代わりに定期的に口座の利用明細書を郵送します。
PIN(暗証番号)を忘れた場合はどうすればいいですか?
パスポートなど2つ以上の身分証明書とキャッシュカードを持って、銀行へお申し出ください。
給料を小切手(Cheque)でもらいました。どうすればいいですか?
銀行口座に預け入れできます。ただし、小切手を現金で引き出せるようになるまでに、3〜5営業日かかります。
銀行にタックスファイルナンバー(TFN)を届ける必要はありますか?
ワーキングホリデーや短期留学の方は必要ありません。ビザの種類を変更した人は、オーストラリアの税務署(ATO)や税理士に相談してください。
日本へ帰国しますが、口座を解約しなければいけませんか?
オーストラリアへ戻ってくることが決まっていなければ、口座は解約してください。口座を解約せずに帰国してしまい日本から解約をする場合、口座を開設した支店へ手紙で解約の依頼をし、必要な書類を送付してもらうことになります。ただ、記入方法に間違いがあると何度も手紙でやり取りをすることになり、時間もお金もかかります。日本へ帰国する前に、口座の解約手続きを忘れずにしておきましょう。(日本にあるオーストラリアの銀行の支店では解約はできません。)なお、預金残高が高額な場合は、1日に引き落とせる金額に制限を設けている場合がありますので、事前に銀行に解約手続きの相談をしておいた方がいいでしょう。


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